自社計画への合意させ、コミットメントを確立させる

この段階で陥りやすい問題点としては

 

事業計画を社長が一人で作成し、他の社員の考えがほとんど反映されていない。

 

共有も不十分で、創業メンバーでも理解レベルが浅い

 

事業計画を絶対実行するというコミットメントが社長自身弱い。

 

資金調達のための方便、辻褄あわせと思っている。
特に日本政策金融公庫を利用した資金調達の場合には、このサイトを参考に:日本政策金融公庫 審査
そういう状況なので、創業メンバーの誰も本気で実行しようとは思っていない

 

事業計画は社長が一人で検討し、決めるものだと誤解している。
社長もそう思い、社員も社長の責任だと思っている

 

詳細な事業計画を作成することにエネルギーを使い果たしてしまい、作成後は
ほとんどかえりみられない。

 

コミットメントどころではない。

 

したがって、事業計画に沿った経営が行われず、放置されている。参考:農事組合法人、農業生産法人

 

経営会議で素早く的確に意思決定をするために

経営会議での問題点としては

 

会社の重要な経営方針を議論する場である経営会議を実施しない。

 

何事も社長の一存で決まってしまう

 

経営会議を進行する中小企業の社長

 

 

経営会議を開いても、発言者が限られてしまう。

 

社長と副社長しか発言せず、他のメンバーは聞いているだけ。

 

それをとがめられることもない

 

経営会議を開いても、目先の話ばかりで、中期的な重要課題、悩ましい経営課題については、いつも先送りになる

 

経営会議の討議議題が事前に共有されておらず、メンバーが何の準備もなくただ集まる

 

参考:東京杉並の行政書士や熊本県合志市の行政書士

 

経営会議での決定内容が後で社長の一存で覆される。

 

あるいは勝手に修正される。

 

また合意したのに、実行されない

 

経営会議での決定内容のうち、他のメンバーに共有できる事、
共有すべき事が速やかに共有されない。

 

社員の間で理解に差が生まれ、うわさの元ともなる

 

 

そのため社長は

 

原則として、週1回必ず実施する

 

週次の課題進捗会議も参照のこと

 

 

その時点での最重要経営課題の議論

 

・重要施策の進捗確認、方向修正

 

・主要経営指標の状況(売上、経費、資金繰り、会員数、歩留まり等)

 

事業計画の確認と修正についても参照のこと

 

・事業ビジョンに対しての達成状況の確認と方向修正

 

・提携の進め方、進捗状況

 

ジリ貧になったらも参照のこと

 

・組織、人事上の課題、対策

 

・前回の合意事項の進捗結果と今後の進め方

 

事業計画の抜本的な見直しも参照のこと

 

経営会議は、議題の状況によるが、極力、毎回1時間程度で終了すること

 

・2時間以上の議論は一般に効率が悪くなり、
 事業運営そのものに支障をきたすので避ける

 

取締役会の運営方法も参照のこと

 

・素早く議論し、結論を出す訓練、しつけを社長以下全員が意識して行う。
 全員が必ず発言するよう、社長が意識してフォローする。

 

 経営幹部を育てる上でぜひ活用すべき場となる

 

効果的な会議のやり方も参照のこと

 

・方針の決定事項、誰がいつまでに何を実行するか等のアクションプランは
 通常ホワイトボードに書いて全員で確認する

 

ホワイトボードも参照のこと

 

・ホワイトボードの内容は、印刷できる場合は、会議終了直前に印刷して配布する。
 そうでない場合は、デジカメで撮影し、会議直後にメールで共有する

 

ブレストの活用も参照のこと

 

経営会議への出席メンバーは、経営チーム

 

すなわち、創業メンバーに加え、設立後の入社者のうち経営上重要な役割を担うメンバーとする

 

方針決定チェックリストも参照のこと